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お菓子の詩 [詩]

 お菓子の詩にハマっていたときがありました。
 二個一気に載せます。












「どうぞ」

(ぐぅ……)
お菓子屋さんができました。
今朝からずっと開店準備。
少女が一人、厨房にいて、
ふうわりあまい、においが漂う。
(ああ、これは、クッキーだ)
少し小さい、レエズン入りの、
さっくりあまい、少女のクッキー。
ショウウィンドウに並べられた。
少し小さい、焼きたてクッキー。
(ぐぅ……)
少年が一人、ショウウィンドウに、
かじりつくように、あきらめたように。
(ぐぅ……)

その日は誰も、少女のクッキーを、
買うことはなかった。


(個人的に気に入っているけれど、作品としてはもうスパイス欲しい詩です。)


 「マカロン」

 今日は何色食べよかな
 マカロン マカロン マカロンロン
 今日のマカロン空色よ
 マカロン マカロン マカロンロン
 空色マカロン何味なのか
 マカロン マカロン マカロンロン


(言葉遊びなので、あんまり考えずに読んでみてください。僕もそんなに考えて作ってなくて、鼻歌まじりに詠いました)




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コメント 4

NO NAME

泰瑠さんの言う通り一つ目は、もう少しスパイスが欲しいですね。


by NO NAME (2010-02-26 14:10) 

如月 泰瑠

NO NAMEさん>

 そうなんです。
 なにか足りないんです。
 
by 如月 泰瑠 (2010-02-26 14:12) 

にゃるむ

1個目にスパイスが欲しいと思うのは、終わりがゆるいからかなぁ?
自分なら…

かじりつくように、あきらめたように。
(ぐぅ……)
少年はただ、じっとみていた。

その日は誰も、少女のクッキーを、
買う人ははなかった。

こう付け足すかな?
見ていたことを強調してみる。
もちろん、少年にお金がなかったのか入る勇気がなかったのかはわからないけど…(ごめんね;;
最後をキュッって引き締めるのって難しいよね
by にゃるむ (2010-02-28 18:11) 

如月泰瑠

あー。なるほど。
その方が、締まりはいいですよね。
でも、見ていたことを強調するのは、いろいろと理由があって出来ないからなぁ……。

コメントありがとう。
もうちょっと考えることにします。

by 如月泰瑠 (2010-02-28 19:28) 

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